坊ノ内養蜂園の蜂場がある千葉県君津市の「きみつのさんぽ道」には、樹齢50年を超えるヤマザクラが100本以上自生しているのですが、今回の台風15号で相当倒れてしまいました。
ヤマザクラが開花すると、ミツバチは一気に建勢し、また、はちみつの風味はとても良いだけに、残念でなりません。
昨日、真っ二つに引き裂かれた、株立ちのヤマザクラのウロにニホンミツバチの巣があるのを発見しました。
巣は育児圏がまだ新しく、今年の春に分蜂したコロニーだと思われます。
ミツバチは1匹も残っていませんでしたが、ウロの中に作られた自然巣を観察すると、ヤマザクラの木のウロは、夏は涼しく、冬は暖かい、ミツバチにとって理想的な空間である事が良くわかりました。
分蜂して、運良く理想的な住居を見つけたミツバチたちは、あの夜、どんな気持ちで過ごしたのか。。
自然というのは、時に無慈悲だと思ってしまうのは、人間的過ぎるでしょうか。