再生への備忘録14

毎週水曜日は、はぁもにぃ養蜂部の活動日。

知的及び発達障碍の青年達と養蜂をやりながら、彼らの自立支援をしています。昨日は、被災した蜂場に散乱した木の枝や、ミツバチがいなくなってしまった巣箱を部員達と片付けました。はぁもにぃ養蜂部の部員達は、重度の知的障碍と発達障碍を持っていますが、それ故に、彼らは仕事に意味を求めません。「こんな事やって何になるのか」などと考えず、目の前にある事に淡々と取り組みます。お陰で、蜂場はだいぶ綺麗になりました。

ところで、私は便宜上やむをえず、「障碍」という言葉を使っていますが、「しょうがい」という言葉に対する違和感は、年々強いものになっています。それは彼らの特性を正しく伝えていないからです。言い換えれば、逆説的に、私達は全員障碍者であるとも言えます。

ちなみに、私にも様々な障碍があるのですが、1番大きな障碍は、「他者に対して寛容になれない」という障碍です。特に、一般的な世の中の価値観を盲目的に信じている善良な市民に対して寛容に接する事ができません。この特性は、立派な障碍です。

はぁもにぃ養蜂部の部員達は、他者に寛容です。もちろん私に対しても。 

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