再生への備忘録32

今日は、造園家でランドスケープデザイナーの山本紀久先生のワークショップに僭越ながら参加してきました。
以前の備忘録でも書いた通り、養蜂家の仕事は環境作りで、植樹や剪定の基本的な技術や、自然の森作りや里山活動の基本を知らないと自分のビジョンが具現化しません。
午前中は、まずモミジやトサミズキ、常緑のセコイアを使って、透かし剪定や樹形再生について実践的に学び、自然樹形に相似した樹形になるような剪定や里山環境の保全に焦点を当てた維持管理の仕方を学びました。
後半は、森の中に入って、森づくりの基本となる刈り出しをしながら、バイオネストを作りました。バイオネストというのは、剪定枝や落ち葉などで作る「生き物の巣」で、伐採した木々の処理と資源循環になるだけでなく、野ウサギや昆虫などの住処となって、森に生物多様性を生み出します。
最後は株立のウバメガシの株元を透かし、風景に奥行き感を出す技術を体感して、ワークショップが終了しました。
山本先生のワークショップは、自然環境や生き物に対しての愛が溢れていて、1つ1つの技術に深い意味があり、とても勉強になりました。

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