再生への備忘録34

11月も中旬に入り、朝晩冷え込むようになって、蜂場にやってくるスズメバチもめっきり少なくなりました。
昨日は少し風がありましたが、スズメバチ防御用のネットを外し、全ての群を内検しました。

坊ノ内養蜂園の蜂場のミツバチには、大きくイタリアン(オーストラリア)とカーニオラン(スロベニア)という2種類の血統がありますが、その他に、雑種交配した「ミックス」も存在します。地理的に離れた2つの血統を自然交配させ、群に遺伝的多様性を持たせる事は、これからの環境変化に対応できる「強い蜂」を作ってゆく上で大事なテーマだと思っています。ところで、一昨年に導入した純血のカーニオラン群は、今回の台風15号と、その後にやってきたオオスズメバチの攻撃で全部ダメになっていまいましが、雑種交配第1世代の女王の群(写真)は、なんとか生き抜いて現在4枚群。産卵圏に乱れなく、貯蜜も十分あり、このまま越冬させます。

被災以降続いていた深い霧も少しづつ晴れて来ました。

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