再生への備忘録56

 昨日は、つくば国際会議場で行われている「ミツバチサミット」に参加してきました。ミツバチサミットは、2017年に第1回目が開催され、今年で2回目の開催になりますが、学術的で専門的なシンポジウムだけでなく、子供向けのイベントや、はちみつに関心がある一般の方向けの展示などもあります。もし、興味があれば、是非足を運んでみてください。今週の日曜日まで開催されています。

 私は、昨日夕方から行われた「世界各地の養蜂事情」というシンポジウムの中で、3人の演者の1人として発表をしました。いま、世界で行われているグローバル企業の養蜂プロジェクトを紹介した上で、企業のCSR活動(corporate social responsibility)が、社会的価値と経済的価値の双方を生み出し、現代が抱える環境問題などの社会問題の解決につながってゆくという内容でした。

 日本でCSRというと、単純に「CSR=社会貢献」だと認識されていて、「企業の本業とは関係がない、義務として追加的に実施されるもの」と思っている経営者が依然として多い気がします。その認識を変えるのが今回の演題の目的でした。

 海外のCSR先進企業は、経営者や従業員だけでなく、顧客や地域のコミュニティ、NPOや一次生産者といった社外の人々とも積極的に連携し、環境や社会の持続可能性に貢献しているだけでなく、中長期的に、利益を生み出す仕組みを構築しながら、企業自身の持続可能性を模索しています。次回のミツバチサミットでは、日本の企業が行う、「ミツバチ目線の」CSR活動を発表できるように、取り組みを推進していきたいと思います。

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