再生への備忘録66

 令和二年。元旦の今日は、焚き火と日本酒から始まりました。ほろ酔いで焚き火の火を眺めていると、決まって10代〜20代前半の頃を思い出します。高校時代の友人と焚き火を囲いながら青臭い夢を語っていた時の焚き火です。 

 あれから30年という歳月が経ち、自分もそれなりに人生経験を積んで、いま、あの時とは違ったビジョンを持つようになりました。それはある種の妄想に近い、ぼんやりとした夢ではなく、リアルでクリアーなビジョンです。

 いま、自分の目の前にある現実はすべて自分の想念が作り出したイリュージョンに過ぎません。いまこの瞬間に幸せになるのも、不幸の主人公に仕立て上げるのも自分の意識が決めるだけの事です。人生劇場の主人公は常に自分であり、脚本を書くのも、監督をするのも、演出するのも気の利いたBGM流すのも自分です。作品のライナーノーツを書くのも、観客として鑑賞するのも、賞賛するのも批判するのも、肯定するのも、否定するのもすべて自分自身です。

 人生劇場を盛り上げる為に、途中で悪人を登場させるのも自分、見る人が退屈しないように想定外のピンチを用意するのも自分です。環境のせいにするのも自分、環境を創るのも自分、この腐った世界を変えようと、何かするのも自分、何もしないのも自分です。人生は一度しかありません。確定しない未来を憂う事なく、全力で進めて参りましょう。今年もよろしくお願いします。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です