再生への備忘録63

 波乱の1年も終わりに近づき、養蜂もシーズンオフになりました。シーズンオフの時期こそ、ゆっくりと内省したり、本を読んだりと、ヘンリーソローの「森の生活」のような暮らしをしたいといつも夢みているのですが、現実的にはそうはいきません。壊れた巣箱を修理したり、自分のアイデアを盛り込んだ巣箱の図面を引いたり、やる事は山のようにあります。

 昨日は、県内に新しく出来たレストランに行って、新しいハチミツ商品の紹介をしてきました。老人介護施設と併設されたレストランはナチュラルな素材でシンプルにデザインされていて、清潔感があり、さまざまなこだわりの食材が置いてありました。新しい福祉のビジネスモデルを立ち上げ、地域貢献をしている会社と1つの取り組みができる事に感謝です。

 話は変わりますが、1948年にフランスで出版された、「Beekeeping for All」という本を再読しています。何度となく読み返する度に、何かしらの発見や気づきがあるのは大抵古典で、一冊の本を読みきるのに、多くの時間とエネルギーが必要なのも古典です。著者のAbbe Warreという修道僧は冒頭で、

Apiculture or beekeeping  is the art of managing bees with the intention of getting the maximum return from this work with the minimum of expenditure.

https://www.amazon.co.jp/Beekeeping-All-Abb-Mile-Warr/dp/1904846521

と言っています。この本を最初に読んだ時は、私が養蜂をやり始めて間もない頃で、「with intention 」という言葉に意識が向いておらず、読み飛ばしていました。今年最後に出会ったこの言葉は、来年に向けてのテーマとなりそうです^_^

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