再生への備忘録26

10月も残り僅かとなり、いよいよ越冬準備の時期となりました。弱群化し、自力で越冬できそうにないと判断される群は合同したり、群勢にバラツキがらある場合は群を均一化するなどして、越冬に備えます。ミツバチの合同とはつまり、人間社会に於けるM&Aと同じく、ある種の相乗効果を期待して行うわけですが、単にミツバチの頭数を揃えるだけだったり、働き蜂の雇用を確保する目的の為だけの合同は、期待される相乗効果が生まれないばかりか、いたずらに蜂群を失う事になり、これはM&Aが長期的に見て社会にとってマイナスに働く現象と本質的には同じで、合同するか否かの判断は、自然科学と社会科学の双方から論じる必要があると思っています。

ところで、相乗効果はなぜ生まれるのでしょうか。自分の夢や目標は、1人で達成できるものではなく、同じ志しを持った複数の仲間がいて、はじめて実現できると気付いたときから、「相乗効果」という不思議は私の人生の大きなテーマとなりました。

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