再生への備忘録58

 つくば国際会議場で3日間行われていた「ミツバチサミット」。最終日の昨日は、私が関わっている養蜂プロジェクトのメンバーの若手養蜂家と一緒にシンポジウムを聴講したり、ポスター展示を見たりしました。

 シンポジウムでは、バロア耐性を持つ女王蜂の系統選抜の手法や、プロポリス、ローヤルゼリーの新しい知見など、興味深い演題を聴講する事が出来ました。また、ポスター展示では、大学と行政がコラボして取り組んでいる農福連携事業が目を引きました。アフリカの養蜂支援団体の方とは、プリミティブなケニア式巣箱の知られざる実態(笑)を聞く事ができました。

 話は脱線しますが、お金に興味がない、あるいはお金を使わない人にとって、紙幣は単なる紙であり、本は読まなければ、ただのモノです。絵画や彫刻も、そこに何も感じなければ、やはりただのモノに過ぎません。最新の情報も、科学的知見も、注意や関心を向けなければ、何の意味を持ちません。情報に意味があるかないか、全ては自分の意識の問題です。

 午前中でシンポジウムは終わり、午後は高校時代の友人と会食をしながら、いつものようにミツバチ談義と、新しいプロジェクトの打ち合わせをしました。その中で彼は「巣門の前のミツバチの出入りをよく観察する事こそが重要だ」と言っていましたが、この言葉を聞けた事が、私にとって最大の収穫でした^_^

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